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近所の小さな病院。
「さっき電話した野崎ですが…」
お母さんは受付をしてる。
待合室には、だいぶ大きなお腹をした妊婦さんや旦那さんに付き添って貰ってる私よりも若い夫婦と沢山居た。
何か、初体験もしてないのに産婦人科ってカナリ の場違いの様な…。
「野崎咲子さん。中にどうぞ。」
「はい。」
看護師に呼ばれ、お母さんと診察室へ入った。
中には男の先生。
「こんにちわ。気持ち悪く吐いたんだってね。」
「はい。コーヒーを飲もうとしたら急に吐気がして。」
「それは、つわりかもね。」
「違います!妊娠なんてしてません。」
「すみません。先生。この子は、まだ自覚して無い様で。」
「お母さん。誰でも最初はそうですよ。じゃぁ咲子さんベットに横になって下さい。」
「…はい。」
言われるままに横になった。
ヌルヌルする薬をつけた機会(エコー)を お腹に当てられる。
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