①高校時代

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1学期が終わる頃、クラスの不良グループ涼子(りょうこ)ちゃんに声を掛けられた。 「野崎さん。何時も一人だよね?うちらのグループに入る?」 突然の誘いに私は戸惑い、動揺して 「すみません。」 と一言を口にした。 「すみません。なんて、断ってんの?」 「ち、違います。」 「じゃぁ何だよ!」 「…。」 「もう良いよ!」 涼子ちゃんは去って行った。 只でさえ孤立して居た私。その日からと言うものクラスの子と会話する事なく3年間を過ごした。 でも、その間は暇があると職員室へ通い駒澤先生と話していた。
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