平安物ノ怪物語(後編)

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~数日後~ . . 右大臣「二人とも先日の件、ご苦労であった」 . . 左大臣「帝も喜んでおられる」 . . 導満「ははっ」 . . 明清「で、報酬は?」 . . 帝「…」 . . 左大臣「なんですか帝…ふんふん、分かりました。あれをここへ持ってくるのじゃ」 . . 検非違使「かしこまりました」 . . 導満「?」 . . 目の前に何かが運ばれてきた! . . 左大臣「そこに箱があるじゃろ。これがお主らへの褒美じゃ」 . . 明清「待ってました!」 . . 導満「ありがたき幸せに存じます」 . . 右大臣「導満殿の要求は…金に、そして官位…最後に唐の本であったな」 . . 導満「ははっ!」 . . 左大臣「明清の要求は…」 . . 導満「…」 . . 左大臣「大根、人参…最後に牛蒡それぞれ3本ずつであったな。確かに用意してある」 . . 明清「その通りだぜ!」 . . 導満「はぁ!?」
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