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コンコンッとノックをすると、中から扉が開いた
「おぉ‼ハローハロー‼わしが村長さんじゃ‼何用かの?」
いきなり真っ赤な帽子をかぶってグラサンをしたじいさんがハイテンションで現れた
数秒間呆気にとられていると
「ぇ~と、ギルドの使者として来ました、フレアです」
フレアが軽く会釈する
「ほっほぉ~‼べっぴんさんじゃのぉ~‼どうじゃ?今晩辺り一夜をともに――」
言いかけた言葉を村長は中断した
頬の辺りを弾丸が通過したからだ
うったのはもちろんシュンだ
「なんじゃ…つれないのう…」
「つるな‼」
シュンの的確なツッコミが入ると、村長はしおれた
「ったく…若いもんは…まぁよいわ、グレイゴーレムじゃろ?最近また被害がでてのう…頼む、この村の近くの洞穴のそばにおる‼村のために頑張ってくれ‼」
真剣な表情にかわった村長を見て、全員が真顔で頷いた
「じゃぁ、善は急げです、行ってきます‼」
フレアが言うと全員が頷き、村長に礼をし、向かおうとする
「フレアちゃん‼帰ってきたら今晩――」
バンッ‼
再びシュンが撃った…
「懲りねぇ村長だ…」
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