‡始まりの夜‡

11/18
前へ
/18ページ
次へ
レイナ「でね、あなたが普通に接してくれたから嬉しかったの。いつも……みんな距離を置いて話していたから」 話をしているレイナの顔は淋しげな表情だった きっと、俺にはわからない葛藤があるのだろう 翔「そういやまだ自己紹介してなかったな。俺は神谷翔。歳は16だ。」 レイナ「カミヤ……変わった名前してるわね」 翔「そうかな?あ、あと翔でいいから」 レイナ「わかったわ、翔」 その時、俺はレイナの心の底から笑ったような眩しい笑顔を見た ガチャ 扉が開き、先程廊下で会ったのとは別の執事が入って来た 執事「地図を持って参りました」 レイナ「ありがとう、もう下がっていいわよ」 執事は一礼して部屋から出て行った 翔「さて……」 翔は地図を広げた。自分の予想した答えが正しいかを確かめるために
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

171人が本棚に入れています
本棚に追加