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レイナ「でね、あなたが普通に接してくれたから嬉しかったの。いつも……みんな距離を置いて話していたから」
話をしているレイナの顔は淋しげな表情だった
きっと、俺にはわからない葛藤があるのだろう
翔「そういやまだ自己紹介してなかったな。俺は神谷翔。歳は16だ。」
レイナ「カミヤ……変わった名前してるわね」
翔「そうかな?あ、あと翔でいいから」
レイナ「わかったわ、翔」
その時、俺はレイナの心の底から笑ったような眩しい笑顔を見た
ガチャ
扉が開き、先程廊下で会ったのとは別の執事が入って来た
執事「地図を持って参りました」
レイナ「ありがとう、もう下がっていいわよ」
執事は一礼して部屋から出て行った
翔「さて……」
翔は地図を広げた。自分の予想した答えが正しいかを確かめるために
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