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メイド「どうぞ」
湯気が勢いよく立っている紅茶が目の前に出された。先程よりも良い匂いが翔の周りを包んだ
翔「いい紅茶だな」
実は翔は大の紅茶好きで、バイトで貯めたお金はほとんど紅茶に注ぎ込んでいた程だ
レイナ「一応王室御用達の紅茶ですからね」
翔「しかし、紅茶の種類がわからないな」
レイナ「種類ですか……」
どうやらレイナも種類までは把握してないようだ。
メイド「これは古種の『レッド=マティニ』です。数が限られており、一般の市場にでることはありません」
翔「そうなのか……」
翔は残念そうな顔をした
レイナ「別にいいじゃない。ここにいれば毎日飲めますよ。」
翔「それもそうか」
翔は紅茶を一口飲んだ
美味い
こうして午後の時間は過ぎて行った
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