‡始まりの夜‡

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じれったくなったのか女の人は俺の手を取って契約しようとした しかし…… 「契約紋章が……無い?」 その一言で周りの奴らも騒ぎ始めた 翔「あるわけ無いだろんなもん。てかここ何処よ?早く帰りたいんだけど」 しかし、翔の訴えはスルーされた 「契約紋章がないなんて…あんた一体何物なのよ?」 翔「何物って言われても……人間?」 「そんな筈は無いは……だってあの魔法陣は守護獣しか召喚できない筈なのに……」 翔「現に俺はここにいるぞ?」 「うっ」 女の人は反論できずに口詰まった 翔「そんなことより帰りたいんだが?」 「そうね……私が悪いから使いの者に送らせるわ。住所はどこ?」 使いの者って……やっぱりお金持ちのお嬢様かなんかだな。ま、それは置いとくか 翔「住所は日本の……」 「ちょっと待って、日本てどこよ?」 翔「日本を知らないのか?」 「知らないっていうより、そんな国聞いた事無いわ」 そんなバカな…… ん、ちょっと待てよ。俺はどうやってここに来た? なんか魔法陣っぽいの つまり 現実的にありえない じゃあ夢か? それも無いと思う ということは
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