序(プロローグ)

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信じる人は、信じる。 信じない人は、信じない。 霊というのは、そういう存在だ。 信じない人は大抵、見た事無いから、と言う。 ならそんな人は、霊を目の当たりにした時、一体どういう反応をするのだろうか? きっと、頭が混乱して、何もすることが出来ないだろう。 何もすることが出来ないまま、恐怖に襲われる事だろう。 こういった場面では、人間という生き物は無力だ。 もし助けが来たならば、すぐそこによがりつくだろう。 しかしその助けも、普通の人間なら意味は無い。 ならば、どうすればいいのか? その為に“除霊屋”というのが存在するのだ……。
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