親友

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智恵美に引きずられるように車に乗り込んだ 智恵美は一言も喋らなかった            車内では最悪の結末しか浮かんでこなかった     病院に着くと泣き崩れる伯母さんと、その肩を抱き締める伯父さんが居た。                                                                          不安が現実を帯びて俺を取り巻いた                                                                                ソコには、あの明るい表情は、無かった。                                                      俺は親指の爪を噛んでいた 外は梅雨の雨音が嫌に耳触りだった
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