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いつもの電車に乗る。
いつもの席に座る。
いつもと変わらない景色。
いつもと変わらず僕は一人。
でも突如乗ってきた君を見た瞬間、
僕は君に釘づけになった。
電車が動く。
このまま、時間が止まってほしぃ。
君が降りないでほしい。
僕が降りる駅に着かないでほしぃ。
窓の外を見つめる君。
君を見つめる僕。
このまま刻が止まってほしかったけど
ある駅に着いた。
君は降りてしまった。
君の姿が小さくなっていく。
ここで君に声をかけても、
僕たちは他人同士。
何も起こらない。
電車が動く。
また、いつか、君を見つけたいな。
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