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続けるへヴン。
「ですがこの前それを大きく変える出来事が起こってしまったのです……。アイルさん、心あたりはありますよね?」
「……ああ、あるよ」
アイルは心の中である景色を思い浮かべていた。以前真夜中の闇に明らかに不似合いなほどに眩しかった光を見た時の事を。
「だがあの光は何なんだ?」
と、アイル。
「あれは、闇世界からこの人間界への干渉の印…と言った所でしょうかね。」
「闇世界からの干渉?」
「はい。闇世界からの干渉があったと言う事はもうすぐ闇世界とこの世界はパラレルワールドでは無くなり、繋がってしまいます…」
「大体どの位で?」
「すいません…そこまでは…わかりません」
「そうか…」
そう言うとアイルは顎に手を添え考え始めた。どうやらこの状況を理解しようと頭を働かせているようだ。
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