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「……なぁ、へヴンまだ聞いていいかな?」
考え込んでいたアイルがまた口を開く。
「はい、どうぞ!私が答えられる範囲で答えます」
へヴンはアイルに手のひらを見せたポーズで元気良く返事をする。
「根本的な所なんだが、なぜそんな大事な話を俺にしたんだ?大体に俺みたいな16歳の子供に話すよりどっかの大人に話した方がよっぽどいいんじゃ……」
アイルは頭をポリポリと指でかきながら言う。
「アイルさんは生まれながらにして選ばれた人間なんですよ」
言いながらへヴンはビシッと指をアイルに指をさした。
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