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その数十分後。
「…………さん」
「……ルさん」
「ん―?」
「アイルさん!起きて下さい!」
「むあ!?」
アイルはいかにも寝起きと言わんばかりの声を出してソファーからとび起きた。
「どうしたんだよ!?」
「アイルさんが寝ちゃってからずっと起きてたんですが……何か外が騒がしくて……」
「え?」
アイルはとりあえず表に出てみる。すると。
「うわ!?」
外には夕暮れにアイルが倒したあのモンスター、ジェリが何匹もいた。
「モンスターが村に入る事なんて今まで無かったのに……」
アイルはしかめっ面をしてその現状を見ている。
そんなアイルの後ろから、へヴンがゆっくりと出て来た。
「恐らく闇世界からの影響でしょうね。モンスターに知恵がついてここまで入り込んで来たのでしょう。」
残念そうにへヴンは呟く。
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