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「……まだ結構な数が居るな」
アイルの視界に映るは月明かりに照らされ光るジェリ達。そのジェリ達だけでもかなりの数だ。
「アイルさん、私も手伝います」
そう言った後へヴンが手を目の前にかざすとへヴンの手に槍が光と共に現れた。これに普通の人なら驚く所だがアイルはもう驚かない。
「じゃあ一旦二手に別れよう!へヴンは村の東側を頼む!俺は西側を片付ける!」
「わかりました!では片付いたらここでまた会いましょう!」
そう言うとへヴンは羽を背中に具現化して村の東側に飛んでいった。
「…………俺も行くか」
いきなり飛んでいったへヴンに取り残されたアイルは若干の虚しさに襲われた後村の入り口がある西側に走って行った。
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