第一章 始まりの村

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灰色の皮で出来た防具と一般的な片手剣を装備した一人の少年。少年は辺り一面平野のど真ん中でジェリとの戦闘をしていた。ジェリとはプリンに似た赤い低級なモンスターだ。 「……ふう、こんな所か」 少年は目の前の倒したジェリ達を見ながら息を吐き一人愛用の武器の片手剣を軽く振り呟く。 少年の目の前には倒したジェリの姿がいくつか写っている。 しかしそのジェリ達も光となり、今消えていった。 (そろそろ村に帰るか) そして少年、アイル=バーンは自分の視界遠くに見える自分の村を目指して太陽が沈みかけている平野を静かに歩いて行った……。
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