来日

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後部座席に乗り込むと、助手席に誰かいてるのが見えた 「イ ニョソクトゥルン、ナウイ チング。オルンチョギ ランル、ウェンチョギ ユリア」 →[訳]こいつら俺の友達。右がランル、左がユリア 韓国語で話すあっくん 〈何語??〉 「あっくん、今何て言ったん?」 「あぁ、友達にお前らを紹介した。んで、隣にいるフテコイヤローはJ」 「J???」 〈単語?〉 「ジョンヒョクって言うんやけど、みんなJって呼んでるねん」 「「へぇ~」」 聞き慣れへん名前の呼び方に、ただ関心する二人 「Jって、いつもそんなに無愛想なん?」 ブシツケな質問を平気でするランル 「ア?変ナ女ガ オマエノ友達トハ知ラナカッタ」 〈しゃべれるんゃ〉 「アハハハ。まぁそう怒るなって。いい子らやから」 「Jって話せるんやね☆」 ランルがヒョイッと前を覗き込む 「あ"あ"!」 いきなり大声 「どないしたん?」 「ユリア、この人、さっきの…!!!」 「んー?」 前を覗き込むと… 「ああ!!」 「思い出した?」 意地悪な笑みのあっくん 「さっきの変な男と友達なん?」 「おいおい、変な男って!」 笑ってるあっくん Jも、なぜかクスッと笑った 「あっくん、なんでJと一緒なん?」 「あぁ、今オレ通訳頼まれてんねん」 「こんなにしゃべれるのに?」 「アハハハ。マスコミの対応とかオレがするって訳」 「「へぇ~」」 全然違う世界の話しに、また関心 「じゃあ、あっくんとJは仕事友達?」 「ランル、質問多くないか?」 「いいやんか☆久しぶりにあったんやし」 「まぁいいか。Jとはアメリカで会ってからやから、長い付き合いになるな」 〈ふーん〉 「そうなんやぁ。つか、この曲、何?」 「ランル、いつになったら質問は終わる?」 「これで最後!!」 「コイツの」 「「コイツ?マジ?」」 悪気なく二人でJを見る 「ア?」 ギロッと睨まれる
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