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飛ばしてもらったが…
やっぱり遅すぎた
ケビンファンが溢れる空港
「こんなじゃ見えへんやぁん!!」
「ユリア、諦めよ。次ガンバロ」
もう諦めモードのランル
「嫌!!こんな人混みに負けるもんかっ」
鼻息荒くして、人混みに突入!!
…が
「イタタタ」
ファンに髪引っ張られて引き戻された
「ケビンファン恐るべしっ」
「ウンウン」
「ね、トイレ行った方がいいんちゃう?」
「エ!?嘘!!髪グシャグシャ!?」
慌てて頭に手をやる
「…もう最悪!綺麗にしてきた髪が…」
トイレに駆け込み、鏡の前で髪をやり直し、戻る途中
「ほんっまに最悪」
「仕方ないって……ってアレ」
ランルの目線の先に目をやると…
キャーキャー騒ぐ声の先には、茶色い頭がチラリと見えてる
「あ…アレは!!」
ランルの手を取り駆け付け、必死にジャンプする
「ケビンー!!!こっち向いてぇ♪」
必死に叫ぶが、すぅぐ通り過ぎて行った
「はぁ…」
肩を落とすユリアとランル
サァーっと引いていくケビンファン
ホテルまで追い掛けるんだろぅ
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