それは…

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「いや、本当はちょっとした納戸があって、そこを使ってもらおうと思ってたんだけど…」 なんだか少し言いにくそうな様子を見せる雅巳。 私が不思議そうな様子を見せていると、ちょっと決心したように言った。 「…その…忍クンは男の子かと思っててまだ片付けきれてないんだよ」 「…え?」 「なんとか間に合わせようと思ったんだけど…俺には片付けの才能ないみたいで…」 片付けなんて気にしなくてもいいのに… と思いつつ、ずっとなんとなく感じていた疑問を投げ掛けた。
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