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煉「わかった。でも、僕のは大したことないんだよ？」
葵「関係ないよ。だから、教えて。」
煉「僕には、二人の兄がいてね。二人ともなんでもできちゃうんだ。それに比べて僕はなにひとつできない。」
煉「親からも他人からも兄たちと比べられた。いろんなことも言われた。『あの子は本当の子供じゃないんじゃない？』『あんな子供じゃ、親は苦労するわね』『あの子、親に迷惑かけて楽しんでんじゃない？』」
煉「僕は他人からなにを言われようと大丈夫だった。だって、好きだったから。たった一人しかいない親や兄弟だから……
でも、あんなこと言われたら、どうしょうもないじゃないか！」
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