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着いた場所は、古びたアパート
中は綺麗だった
部屋の隅でうつむく君を見た
「どうされたんですか?」
君は少し顔を上げ僕を見るなり、泣き付いた。
「私のわがまま聞いてくださる?」
そっと抱き寄せ僕は言った
「いいよ。」
僕の顔を見上げて君は言った。
「私、痴漢に遭ってるんです。それで、貴方に側に居て欲しくて。」
チャンスだと思った。
「僕の彼女になる事を条件とします。」
君は考える事もなく頷いた。
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