7人が本棚に入れています
本棚に追加
その時
「おい!!そこの君、ちょっとこっちに来なさい!!」
という怒鳴り声がバスの中に響いた。もちろん声の主は運転手だった。
私はおそるおそる、運転手の元へと近づいた…
怖いよ…なんで私がこんな目に!?
「定期を見せなさい!!」
運転手は気が狂ったように声を高ぶらせていた。
私はとにかく怖かったので、すぐ定期を運転手に見せた。
すると運転手は見る見る顔をこわばらせ
「この定期はおかしい!!偽物じゃないか!!」
と言ってきた
私の定期は正真正銘本物だったし、おかしいところは何1つなかった。
「本物です」という私の声もむなしく、全く聞き入れてもらえなかった。
口論はしばらく続いた
すると運転手は
「営業所まで来てもらおうかね」
と言い出した。
私は、この運転手に不審を抱いていたので、携帯電話から母に電話した。
母に仕事を切り上げてもらい、営業所まで来てもらうことにした…。
最初のコメントを投稿しよう!