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―校門前―
愛は小池の態度に少し疑問持ちながらも寒い中、自転車で帰らなくてよくなったのがラッキーとしか考えてなかった。
「待たせて悪かったな。」
愛の横に小池の車が止まり助手席に愛が乗った。
「冗談だったのに言ってみるものだね(笑)」
「友達が居たら心配はしないが、一人だったら心配だからな…。」
「やっぱり優しさがウリの先生だからね。どんな生徒にも優しくするんだぁ(笑)」
「俺そんな感じなのかぁ(汗)……」
少し沈黙の後で小池が
「お前俺のこと好きだろ?」
いきなりの質問に
「ふへぇ?」
愛は変な言葉しかでなかった。
「お前図星だからって変な声出すなよ(笑)」
(こいつなにか勘違いしてるよ)
愛は速答で
「先生勘違いだよ。私今好きな人いないし」
予想外の答えに小池は赤面する。
(あの態度は好きだったからじゃなかったのか(汗)ってか愛を気にするあまり俺が好きになってたのかぁ?)
小池が自問自答してると
「先生。真っ赤だよ(笑)」
愛の言葉に片手で口元を隠す小池。車の中に変な空気が流れた。
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