秘密①

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―次の日―   いつも通り登校した愛。 昨日の出来事を友達に言えるわけなく、昨日小池から教えてもらったテストにでる問題を教えてるときだった…   『小池先生が用事あるから、すぐ来るようにって言ってたよ。』   小池から呼び出された愛。 小池ファンの友達から羨ましがられながら、しぶしぶ理科室にいくと   『愛…。昨日の返事嘘じゃないよな?』   少し不安そうな顔で再確認してきた小池。   『冗談がよかった?(笑)』   『寝る前に冗談だったらと考えてしまってたら…ほら…。寝つけなくてあまり寝れなかったんだぞ!!』   目の下にクマをつくり、充血してる目を見せて、照れ顔の小池にキュンっとくる愛。   (先生って可愛い一面もあるんだぁ)   キーンコーン カーンコーン   チャイムが鳴り   『先生。授業始まったから行くね』   ちゃんと質問に答えないで理科室を出ようっとする愛の手首を掴む小池。 愛は握られた手を離すと小池の手の甲にKissして出ていった。   (俺からかわれてる?(汗))   ニコニコして出ていった愛に小池は複雑な気持ちだったが、一呼吸すると職員室へ戻った。
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