欠けた月。STORY BY ндι

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…モモカは自分を責めてる。 それを知りながら… 妙な男のプライドが邪魔をして、本当のことが言えない。 まだ自分自身認めたくなかった。 僕が男として欠陥品だと言うこと。 それを口にしたら… 事実だと認めてしまう気がして。 モモカが好きだ。 子供ができてもできなくても、モモカへの気持ちは変わりない。 男じゃないと伝えてモモカに嫌われたくない。 そんな理由で最愛のモモカが苦しんでいるのに、何も言わずにいる… 最低だ。 モモカが気付いて少しホッとする自分がいた。 もう偽らなくていい。 僕の所為で苦しむモモカを見なくてもいい。     もう、我慢しなくていいよ。 遠慮せずにこんな弱い僕を… 捨ててくれ。
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