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それからロイドばリゾットとみそおでんを作った。
コレットの要望通りピーマンを小さめに切り、少量にしたがそれでもコレットは「にぎゃい」と舌を少し出しながら言った。
だが、コレットはピーマンも残さず完食した。
長い間、ロイドの手料理を食べてきたので、残す事はほとんどなかった。
「ごちそうさま。美味しかった~。ロイドって本当に料理上手だよね」
コレットは胸の前で手を合わせながら言った。
「はは。ありがとな。美味しく食べてもらえると作ったかいがあるってもんだ」
ロイドは皿を片付けながら言った。
それから食器を洗い終えたロイドは暖炉の前のソファーに腰を下ろした。
するとコレットが隣にすっと座った。
「ねぇ、ロイド?ちょっと……外でお話しない?」
振り向くと、コレットは胸の前で軽く手を組み、ロイドの表情をうかがうような形で少し首を傾げながら言った。
コレットの顔は暖炉の熱のせいだろうか……少し赤くなっているようにロイドは見えた。
「ああ、いいぜ」
そう返事をすると立ち上がり、コレットと一緒に宿を出た。
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