第二章

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翌朝、ロイドはまだ日が昇る前に目が覚めていた。 正確には殆ど眠れなかったのだ。 昨日のコレットの言葉がロイドの胸を強く掴み、放さないでいた。 あの瞬間のコレットの表情、声、仕草…… 今、目の前で見ているように、ロイドの頭のなかで鮮明に蘇る。 (どうしたのかな、俺……いつもは何とも思わないのに……なんか、こう……) ロイドはもどかしかった。
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