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2人は焼け落ちた屋敷の前で、溜息をついていた。
アネモネ
「コレじゃ手掛りなんて無いわね」
無駄足だわと言わんばかりに、ドミニクにつっ掛かるアネモネ。
ドミニク
「....で、でも此所には何も無いって分かった事でも収穫だよ」
ドミニクは、つっ掛かって来たアネモネにドキドキしていた。
ガリバーが居ない事に気付いた2人は、近くを探し始めた。
ようやくガリバーを見つけた2人が立っていたのは、
巨大な木の前だった。
ガリバーは木の根元を一生懸命に掘っていた。
ドミニク
「....ガリバー、退いて」
ドミニクは近くに落ちている、石を拾いガリバーが掘っていた穴を掘り始めた。
ガキッ!!
石が堅い何かに当たった。
慎重に掘出してみると、それはオルゴールだった。
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