幻の宝石を探せ!

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早朝。 山の中に1人の男が佇んでいた。 身長178㌢。やや細目だが華奢な感じはなく、均整の取れた無駄のない体つきが印象的だ。 「……ふうぅ~。」 長い深呼吸で呼吸を整える。 「はっ!」 かけ声と共に構えた拳を捻り込むように前へ。 彼はこの動作を約1時間続けていた。 彼の足下にできた水たまりがその運動量を表しているだろう。 彼の名は琉斗。腕利きの執事である。
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