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「と、ゆー事で、明日は楽しい楽しい修学旅行です。注意事項はめんどくさいんで、各自しおりを確認な」
本音とも言える言葉を易々と吐き、他に質問はないかと軽く手をあげる
先ほどの羣妬の行動で殆んどの生徒は静まりかえっていた
いや、喋ることすら出来なかった
「お前さぁ、ちょっとやりすぎじゃない?」
「手加減はしませんよ。それが“呪い”ですから」
揚々と語尾を上げるように羣妬が答える
そんな中、静かに上がる手が見えた
「はい、絽榎ー」
呪いの後遺症だろうか、力なくふらふらと上がるその手の持ち主を柳は指差した
「なんで…ほぼ全員を羣妬が…」
「うるさいからだ」
水色の髪の少年、絽榎の質問をたった一言で切り捨て、他にはないかと促す
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