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こんな風に俺の1日は終わる。
今朝も誰一人挨拶は
返してくれなかったし、
普通の顔してたのに
小さなガキには泣かれるし、
OLらしき美人に怯えた様子で
後ずさりもされた。
仕事も見つからなかったし、
ガキを助けても交番の警官は
俺を誘拐犯と勘違いしやがった。
でもいつも妙に清々しいんだ。
今日みたいに誰かの
役に立てたときは。
学生の頃、社会のごみなんて
教師に言われた俺にだって、
泣きながら感謝してくれる人が
ちゃんといる。
あの迷子のガキと
母親みたいに。
人助けってなかなか
いいもんだと俺は想ってる。
俺は、ね。
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