第1章

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「ねえ、沙奈」 「なに?」 「今日、沙奈ん家行ってもいい?」 この言葉の意味がどういうことか、あたしだってわかる。 「べつに。好きにすればいい。」 「わかった」 そう言って微笑む。 潤の笑顔は綺麗だ。 綺麗すぎて、あたしは怖い。 そんなことをしてるうちに、学校へ着いたあたしたち。 とくに言葉を交わさず、あたしたちはそれぞれのクラスへ行く。
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