第1章

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学校に着ても、意味がない。 勉強なんてしなくても同じだし、 友達なんてもの、いない。 べつに欲しいとも思わないけど。 馴れ合って、傷を舐めあって、簡単に崩れる友情。 くだらなすぎて不愉快だ。 信じられない。 そしてあたしは、学校のほとんどを屋上で過ごす。 ここだけが、唯一落ちつける場所。 ここがなければ、あたしはきっと学校へは来ないだろう。
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