第2章
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「なぜ?」 「あんたじゃ潤を幸せになんかできない!」 「あなたに言われる筋合いはないわ。 もしかしてあなた、潤が好きなの?」 絶対そうだと思うが、一応聞いてみる。 女は一瞬たじろぐが、 「そうよっ!潤が好き。 あんたより、あたしのほうが潤を幸せにできる!」 「幸せかいなかは潤が決めることよ。 あなたが決めることじゃないわ。」 女は、言葉を失った。
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