第2章
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家に着くと、めずらしく両親が帰っていた。 どーでもいい、こんな親。 ……あたしを見捨てた、どうしようもない親。 「ー……ら…っ!!!!」 ーガシャーーンッ 「……け……なっ」 リビングのほうから、喧嘩してる声がする。 あたしが帰ってきたのなんか気づかないくらいの大声で。
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