第1章

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~一ヶ月前~ あたしは一人、夜の公園にいた。 べつに意味はないけど、あたしはあの家に帰りたくなかった。 あんな、孤独しかない家になんか………。 とくにすることもなくて、ブランコに腰をかける。 どのくらいぼーっとしてたんだろう。 いつ来たのかわからないけど、気づいたら隣のブランコに、男が座ってた。 「……だれ?」 気がついたら、あたしはその男に声をかけてた。 普段のあたしならありえない。
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