桃太郎

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犯蛇を仲間に加え、田中達はそこから20里走りました 「はぁはぁはぁはぁはぁ、し、死ぬってフルマラソンより長いじゃねえか、80kmだぞ」 田中がふらふらになりながら歩いていると、遠くに何かがいました 「あれは、鷲(ワシ)か?」 遠くに鷲を見付けてそこまで行きました 「ん、怪我(ケガ)してんじゃん。大丈夫か?」 鷲の翼には赤い染みが広がっていました 「ぐぅっ、拙者(セッシャ)がこんな傷を食らうとは、不覚」 忍者かなんかみたいなしゃべり方で鷲は言いました 「血、メチャクチャ出てんじゃねえか、どうしたんだ?」 「空を飛んでいたら野球のボールが飛んできたのでござる」 「ただの事故か、っても治療は必要だよな」 「僕、出来ますよ」 犯蛇が挙手して言いました 「出来るったって、絆創膏(バンソウコウ)すらねぇんだぞ」 田中は言いましたが犯蛇は黙って傷口に手をあてました するとみるみるうちに治っていきました 「おぉ!これは凄い!」 「どうなってんだ?」 「企業秘密です」 犯蛇が手を離すときには、完全に傷口はふさがっていました 「お三方、誠(マコト)にかたじけない」 「お礼を言われることじゃ無いですよ」 「いや、ぜひ礼をさせてはもらえぬか? 見たところ、そなた達は旅の途中、その旅に拙者もついて行かせてはもらえぬか 護衛くらいはするぜよ」 「いや、護衛って言うか、俺達今から鬼倒しに行くんだけど」 「なんと!鬼を!なんと勇敢(ユウカン)な者達だ!ぜひともご一緒させていただきたい」 「勇敢っつうか脅(オド)されたっつうか、まあいいや、それなら頼むわ」 「任せよ、拙者、羽死(ワシ)と申す、今後はよろしくお願いするでごさる」 「羽死って、まあいい、頼むわ」 こうして鷲の羽死が仲間入りしました この頁(ページ)、メチャクチャつまんね ごめんなさいm(_ _)m
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