桃太郎

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単生から田中桃太郎といういじる所があまりないつまらない名前になった元単生は 「おい、田中。飯」 「はい、お爺様」 「早くしな、私達を飢え死にさせるきかい?」 「それも、良いんじゃね?」 「「何か言ったか?」」 二人は田中に銃を向けました 「申し訳ごさいませんでした」 今までと何ら変わりの無い生活を送っていました 「はぁ、シンデレラってこんな気分だったのかな?」 西洋の童話出すなや! 「ナレーションがキャラに話し掛けてんじゃねぇよ!」 ちっ、まあいい そんな生活を続けていたある日 「おい、田中」 「何でございましょう、お爺様」 「ちょっとお前あれだ、ここらでそろそろ鬼退治行ってこい」 「は?」 おじいさんは、ちょっとジュース買ってこいレベルのノリで田中に言い、もとい命令しました 「だから、鬼退治だよ、お前一応桃太郎だからさ、行け。拒否権は無い」 「あの、僕、武器も何も無いんですが」 「ちょいまち」 そう言っておじいさんは物置から一つの細長い袋を持ってきました 袋の中には刀が一本 「俺の虎撤(コテツ)貸すからよ」 「いや、行ってこいって言われてもそんな急に、てかこれ近藤勇の名刀虎撤ですよね!?」 「うん、まぁ でも、そこは気にすんなや」 「いや、んな事言ったって」 「ったく、しゃあないのぅ、ほれ、これも貸すからよ」 そう言っておばあさんは、鎖かたびらを着せました 「いやいや、だからって」 「「行けってんだよ」」 二人はうだうだ言ってる田中に銃を向けました 「はい、分かりました」 こうして田中は鬼退治に行くことになりました
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