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―――――あれ…?ここはどこ……?
目が覚めて見えたのは,真っ白い天井と白いカーテン。
『………保健,室……?』
「あ,起きた」
『泉……?私なんでこんなところに?』
いまいち状況が飲み込めていない華楠はベッドの横に座っている泉に尋ねる。
「お前,熱があるならあるッて言えよな!この馬鹿ッ!!」
泉は怒りながら華楠にデコピンを食らわせる。
『いたっ』
「なんか熱いと思ったら倒れるまで我慢しやがって……倒れる前に俺に言えよな」
『ご、ごめん……』
「心配かけやがって……」
『ごめん……』
「ごめんですむか,この馬鹿。今度からなんかありそうだったら俺に言えよ。なんかあってからじゃ遅いんだからな」
『……はい』
しゅん,となって泉の話を聞く。
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