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『…秋山、やり過ぎだ…』
ラオウが耳元で言うと、俺の口からは
『…ウッス…』
しか出なかった。
興奮していてもさすがラオウ吉田様の出す眼光はタダ者ではない、それに確かにこれ以上やれば……。
クリは他の仲間に連れられ商店の裏側に入って行った。
背中がヒックヒック!と泣いているのが分かるともう満足だった。
『……根性あんじゃんか』
ラオウは俺の背中をポン!と叩くと、クリ達の後を追うように仲間らと消えた。
俺はチャリを起こし、ベルのフタを拾い忘れて商店を後にした。
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