6人が本棚に入れています
本棚に追加
ミキは歩いていた。
ミキはどこまでも歩いた。
歩いて、歩いて、歩いていた。
ただひたすら、まっすぐに、歩いていた。
途中、いろいろ障害物があったけれど、腰に巻いてある黒いベルトで倒していった。
ミキは、まっすぐ、まっすぐ、まっすぐ歩いた。
歩いていると、足元に石があった。
ミキは、その石の存在に気付かなくて、石を蹴ってしまった。
石は怒って、ミキを転ばせてやった。
ミキは、頭を打って、死んでしまった。
石は、ミキの足がぶつかって少し痛かったけれど、死ぬなんて思わなくて、後悔した。
最初のコメントを投稿しよう!