二章

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獣道を少し行くと、古い祠があった。 「なんで、こんな所に祠があんだ?」 不思議に思い、祠の扉を開けようとしたら、後ろで悲鳴に近い声がした。後ろを向くと、拓海が青ざめながら、イヤホンを取った。 「ど、どうした!?」 「あ、あぁ…なんか、すごいノイズがして…」 怖じ気づくように拓海はそう言ってプレーヤーをみると、訝しげな目をして、言った。 「音楽が流れたままだ…」
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