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『えらいハイソな学校やなぁ・・・』
『えっ…皆化粧しとうやん。ウチすっぴんやし…つか化粧した事無いのに』
ブツブツ言いながら席に着いた。
キョロキョロと周りを見渡して、机に顔をふせた。すっぴんの自分が恥ずかしかったから。
トントン-
肩をたたかれた。
『なに~』
「初めまして、高橋美咲ですよろしくね」
『こちらこそよろしくウチの事は千夏って呼んでよ』
「じやあウチは美咲でっっ」
ガラガラと音をたて担任と思われる人が入ってきた。
「今日からお世話になります、前田一樹と言います。年は27です。ちなみに職員の中では一番若いです」
『んな事聞いてへんのにっ』
と呟いた。隣りに席の美咲が
「本間なぁ。つか入学式のトキ席隣りやんなぁ、しゃべれろなぁ」
『OK~』
~入学式~
「皆さん、入学おめでとうございます。………………………………」
校長の長ったらしいお話し。しかもハゲ…
「千夏ぅ~案外人多いなぁ」
『本間それな~何か1年ダケで350人位おんねんて』
「まじで、多っ」
『あっ次の次ウチ呼ばれる』
「桜井千夏」
『はい』
「高橋美咲」
「はい」
「この後遊ばへん」
『えぇで、じゃあ…近所のデパートの前集合しよっ』
「OK~ウチの家来る?」
『行く行く』
「代49回目入学式を終了します」
『終わったぁ』
「良かったぁ~んならまた後でな」
『うん、バイバイ』
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