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だけど僕は最近、そんな毎日が物足りなく感じるんだ。
僕だって君に挨拶したいし、挨拶されたい。僕の名前だって知ってほしいし、あわよくば友達に…──いや、それ以上の関係にもなりたい。
ああ、僕はいつからこんな欲張りになったんだろう。でも自分でも止められないんだ。加速する僕のこのキモチ──…。
抑えれば抑えるほど、僕の中で君の存在が愛しく、濃くなっていく。僕の全身が、君を欲しているのが判る。
こんな狂おしいほどの僕のキモチに、君が応えてくれる日は来るのだろうか……。
……すると、男友達で幼馴染みの悠介から突然肩を叩かれた。
「おい、秋人!お前超怖ぇー顔してるぜ。考え事するときその顔すんのやめろよな。ってか、あのコがお前に用あるってさ」
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