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学校からの帰りの道
あの天使が朱音の前に現れた
人間じゃない天使の姿で・・・
朱音は眉間にシワをよせ
天使を睨んだ
その天使はそんな朱音の表情を見ても動じなく
朱音に笑顔で話かけた
「ハロー♪久しぶりだね僕のこと覚えていてくれた?ドキドキしてた?天使に願い事はありますか?」
『・・・消えて』
「えぇ!」
『願い事言ったよ・・・消えて!』
「今日は非番だもん♪」
『はぁ!?』
「天使も暇がないと、クリスマスの時みたいに疲れて落ちちゃうんだよね♪」
『・・・』
だったら願い聞くなよ
クリスマスの日なんて思い出したくもない!
さっさと帰ろ!
朱音はスタスタと歩きだした
「待ってよ」
『なに!?警察呼ぶよ!?』
「あぁ~無理無理♪大抵の人はこの姿の僕は見えないよ♪」
『!?』
「だから逃げても無駄♪」
意地悪そうに天使は笑みを浮かべている
『!!💢またあんなことしたら羽根・・・折るから』
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