。゜†第一話†゜。

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「分かっ…」 「えと、私は…兎だよぉ」 美璃亜は、気を遣ってそう言った。 「へっ?」 俺は、気の抜けた感じにいってしまった。 慌てて音子をみると…、ふんっと、鼻を鳴らしてそっぽを見た。 俺はこの時、音子は意地悪で嫌な奴だということを、撤回した。 気を遣って、音子らしい優しさが、なぜか胸にしみた。 「俺は、人」 「そっか。じゃ、選択科は?」
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