290人が本棚に入れています
本棚に追加
/232ページ
伸行
『柳様、私は、いずれ戦
に出るでしょう、人を切
り、命を絶つでしょう、
勿論身を守る土地を大切
な人達を守る為、では何
故、他国に侵略し奪うの
か?おそらく私の視点で
しか、世の中・物事を見
ていないのでしょう、な
らば、自分の眼で耳で知
りたい。戦う意味を、戦
う前に見付けたいのです
』
柳
『成るほど、しかし私に
何が出来ると、おしゃる
?』
伸行
『柳様は、伊賀の方と言
う事は三次から詳しく聞
きました、諸国に多くの
情報と戦の策、又表の顔
での人脈、私の知る方の
中で一番です、自分の居
る高岡で生きている意味
を見付けたい』
柳
『…』
(あの父と似て居るな、
むしろこの伸行のが、考
え行動に迷いが無い、そ
れに、この瞳から出る力
、言葉の強さ、人に訴え
る物は、三次が落ちる訳
だな…さてドウスルかだ
…)
柳
『では、約束とお願いが
有ります』
伸行
『何なりと、出来る事で
あれば』
最初のコメントを投稿しよう!