風と土 ~<時の足音>

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戦国時代 伊勢の国、鈴鹿 関氏四家の一つ、神戸友 盛の神戸<かんべ>城の 家老で高岡城主、山路弾 正と妻しず、の間に次男 として生まれ、幼い頃か ら、少し風変わりな男 戦ごっこでは、必ず弱い 側に付きたがり、いざ合 戦となると、相手を捕ま えすぐに逃がす、勝負に 、こだわらない少年だっ た、彼は、父に頼んだ『 他国を見聞したい』父は 大いに喜び、彼を旅に出 す事にした、父としては 、嫡子は武芸だけで、頼 り無く感じていた、近隣 の国での情報を知る良い 機会でもあると、感じて いた。
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