風と土 ~<時の足音>

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柳 勝茂 彼の生まれは伊賀の里( 三重伊賀は狭い山国で京 都、奈良に近く重要な土 地)今では忍者で有名に なった、後ほど出て来る 、伊賀天正の乱で闘った 軍師・岩名彦左衛門(神 戸郷)の縁者らしい、住 まいは、神戸城の近くに 商人として居る、仕事が ら『熊の父』と仲が良く 、三次(熊)の事も知っ ている。 彼は表向きは、商人であ るが、神戸氏の情報収集 役も兼ていた。 柳勝茂が、三次にある日 に話しがしたいと、船着 き場に呼び出された、 三次 『柳様、ご足労申し訳あ りません。』 勝茂 『ははは、三次殿が話し とは?珍しい、いつも質 問したがるのに、今日は 頼みとは?それに、そち らの三次と似つかわしく 無い、聡明そうな若い方 は?』 三次 『似つかわしく無い(笑 )ひどいですな、これで も、男前と人気が有る方 ですがね(笑い)もっと も、魚だけですが、ワハ ハハ…、そう、そう、申 し訳ありません。こちら のお方は、柳様もお名前 は、ご存知かと思います が、山路 伸行二郎様で す』
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