ひとりの時は

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      一人の時は本当に 独りなんじゃないかって 自分の肩を抱いてた   失ったものなんて 本当に何もないのに 何故かすべてを 失った気がして 寂しくなった     一人になるとすぐに 存在価値を探して 思考なんか定まらずに ふらふらと何処かへ   此処から消えてしまおうかと あてもない行き先を 夢を見るかのように思う     独りじゃないのに どうして一人なんだろう 考えたってわからないから   独りだって幻に追われて 今日も一人寂しく 己の肩を抱くのです      
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