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「信じるか否かはハヤトに任せるわ…。でも、その気になれば貴方ぐらい簡単に消せるよ?」
今の私なら、このむかつく人間を一瞬にして消せる。
「…なんで名前知って…!」
ハヤトは酷く困惑していた。
「だから言ってるでしょ。私は神様だから一目見れば名前なんてすぐ分かるわ。」
私は誇らしげに言った。
まぁ、ちょっと調べたけど…。
「神様…って、にわかには信じられないな。悪いけど僕には宗教心ってものが薄くてね、神様なんて信じられないな。」
「~~~なっ!本当だよ!私はアナタ達人間を造った神様だもん!」
何よ!
何なの!この人間はっ!
初めてのタイプの人間だわ…。
この私が押し負けるなんて~~っ!
悔しくて悔しくて、涙が出てきた。
まさか、自分の造った人間に言葉で負けるなんて…っ
「…でもそうだな、確かにその毛並みは人間じゃ有り得なさそうだね。」
「…へ?」
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