†第一話†

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「信じるか否かはハヤトに任せるわ…。でも、その気になれば貴方ぐらい簡単に消せるよ?」 今の私なら、このむかつく人間を一瞬にして消せる。 「…なんで名前知って…!」 ハヤトは酷く困惑していた。 「だから言ってるでしょ。私は神様だから一目見れば名前なんてすぐ分かるわ。」 私は誇らしげに言った。 まぁ、ちょっと調べたけど…。 「神様…って、にわかには信じられないな。悪いけど僕には宗教心ってものが薄くてね、神様なんて信じられないな。」 「~~~なっ!本当だよ!私はアナタ達人間を造った神様だもん!」 何よ! 何なの!この人間はっ! 初めてのタイプの人間だわ…。 この私が押し負けるなんて~~っ! 悔しくて悔しくて、涙が出てきた。 まさか、自分の造った人間に言葉で負けるなんて…っ 「…でもそうだな、確かにその毛並みは人間じゃ有り得なさそうだね。」 「…へ?」  
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